突発的な何か。

「"愛"ってなぁに?」
小さな私は自分より背の大きい誰かに尋ねた。
「それはね、誰かを大切に想うことだよ」
「おもうこと?」
「君が大きくなったらわかるよ。」
「えぇ〜…!いま、しりたい!」
私はわがままを言った。すると誰かは、
「う〜ん…。じゃあ、ヒントを教えてあげよう。君はお母さんとお父さんのことが好きかい?」
「うん!だいすき!」
誰かは微笑んで私の頭を撫でた。
「そう、その大好きが"愛"のヒントだよ。」
「…やっぱ、わかんない。」
「あははっ。僕だって、"愛"を知ったのは大きくなってからだよ。だから、気にしなくていいんだよ。」
誰かはまた私の頭を撫でた。その手は大きくて、心地よかった。でも、どこか悲しそうな感じもしていたのを小さな私は感じ取っていた。
それから時が流れ、私も誰かと同じくらい大きくなった。"愛"の意味もわかってきた気がする。あの誰かは今、何をしているのだろうか?もしも、もう1度会えたならお礼を言いたい。「ありがとう」って伝えたい。

大きくなった私が誰かに再開するのはまた別の話。


Finaの小説を読んで何か触発されたので書いてみました。…文才がないから変な話になりました。
…続かないよ。