私は時々孤独なのだと悟ってしまう時がある。
「一人じゃないでしょ?」
とか、根拠なく言われてももっと悲しくなって仮面を被って道化を演じ続けるの。
きっとそれは、まだ、私が『大切な人』に出会ってないから。心からの自分を見せられるような人に出会ってないから。涙を見せられるような人に出会ってないから。
哀しいけどそういうこと。
だから、私は今も道化を演じ続ける。クラウン【演じる者】ではなく、感情が死んでしまったピエロ【心が亡い者】のように。
だから、いつまでたっても独りで心の何処かが欠けていて、「何が足りないのだろう?」と首を傾げても何も浮かばない。手を伸ばしても蜃気楼のように消えてしまう。不完全な私は愛を求めてさまようの。仮面を外さないくせに愛を求めるの。矛盾していて嘲り笑うことしかできる気がしない。
私は何時まで仮面を着けているつもりなのだろう。半分笑っていて、半分泣いている仮面。泣いてるくせに笑っていて、笑っているくせに泣いているの。何時しかそれが当たり前になって、素直な心なんてものは幼い自分に置いてきた。
例えばだけど、手品みたいに哀しいを消せて、愛を出すことができたらどれだけいいのだろうか?仮面なんてものは必要なくなるのかな?独りにならなくて済むのかな?
考えても無駄なのかな…。
今は只、仮面の下で自分の愚かさを嘲り笑って他人を嘲り笑う。
私は独り。誰も私のことを見ていないし、私は人を風景として見続けるんだ。
それがピエロな私の軌跡。










それが当たり前の日々。にさよならは来るのかな?